中学2年生の生徒さんが職業体験に来てくれました!

(写真の解説)
調整ルームから、生放送の新聞音訳ボランティアさんに対して、キュー出しをおこなう生徒さん。

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11月12日(水)と13日(木)の2日間、大阪市立下福島中学校から4名の生徒さんが、職業体験学習として当協会に来られました。

今回は、視覚障害者向けラジオ放送の現場体験と、就労継続支援事業所での支援体験の2つに分かれて、普段の生活ではなかなか関わることができない仕事に触れ、貴重な時間を過ごしていただきました。

ラジオ放送体験の様子

JBS日本福祉放送のスタッフから、番組制作の流れや放送の仕組みを学んだあと、ミキサーやマイクを実際に触ったり、新聞音訳生放送のキュー出しも体験しました。
そしてスペシャル体験として、次の2つの番組出演に挑戦し、リモート収録とスタジオ収録の両方に出演し、ラジオ制作現場の空気を味わいました。

リモート収録で「竹田と山口のときどき役立ちラジオ」に出演。

「カラフル大阪」での支援体験

当協会が運営する就労継続支援B型事業所「カラフル大阪」では、利用者さんの立場と、サポートする立場の両方を体験しました。

まずは目をつむり、白杖を持って、「見えない状態で歩く」ことを体験。職員のサポートを受けながら歩きました。そのあと立場を逆転し、視覚障害者の方の手を取り、歩行支援、移動サポートを行いました。

視覚障害者の歩行誘導に挑戦。障害物がある中を慎重に手引きした。

さらに、利用者さんが日々行っている軽作業を見学したあと、実際に細かい作業にも挑戦。

点字名刺の作成体験

学校名や名前など、名刺に打つ点字を事前に学んだあと、墨字で印刷された名刺の上から、実際に点字を打刻。完成した点字名刺を視覚障害者の方に触読してもらい、「間違いなし!」の言葉に、思わず笑顔に。

名刺の大きさのブロック板に、点字を打刻するピンを並べた。

2日間のまとめ

限られた時間ではありましたが、放送と福祉の両面から、多様な働く現場に触れていただく2日間となりました。

上記以外にも、利用者さんと一緒にお弁当を食べたり、コーラスグループの歌を聴かせてもらったりと、温かな交流の時間も過ごしていただき、最後に、生徒さんに感想を聞くと、「体験したこと全部楽しかったです!」と嬉しいお声。
下福島中学校の4名の皆さん、来てくださってありがとうございました。

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