JBS寄席 第四十八席
講談「三方一両損(さんぽういちりょうぞん)」

放送 2025年11月10日から11月16日
15時から16時/21時40分から22時40分

江戸の名奉行、大岡越前守(おおおか・えちぜんのかみ)、による見事な大岡裁きを描いた古典落語や講談でも有名な演目です。ある日、左官の金太郎が、三両が入った財布を拾い、落とし主である大工の吉五郎のもとに届けます。ところが、吉五郎は「ひとたび懐から飛び出した金は、自分の金ではない」と、江戸っ子気質を曲げず、かたくなに受け取りません。金太郎も意地を張りお金を「受け取れ」、吉五郎は「いや受け取らない」とお互いに譲らず、ついには大喧嘩に。このお金に執着しない江戸っ子二人の意地の張り合いを、大岡越前が粋な裁きで解決します。
さぁ、今も語り継がれる「三方一両損」、どんな裁きだったのか?
寿近(じゅにあ)さんによりますと、「お金、お金の今の世の中に、もっと広まって欲しい物語です。江戸っ子ならでは、職人ならではのこだわりや粋な心意気を感じます。江戸弁が難しかったですが、チャレンジしてみました」とのこと。
神戸新開地での録音で、2024年4月にユーチューブに公開された一席です。
※番組オープニングのお囃子:フリー音楽素材サイト「PeriTune(ペリチューン)」より
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