視覚障害者の鉄道利用を安全・便利に

2017年8月28日

 視覚障害者のホーム転落死亡事故が増えている。特に、白杖を持たない人の転落率が格段に高いそうだ。
 同行援護事業所「音友」主催のガイドヘルパー研修では、全国で起こっている事故の事例を共有。中でも、参加者が発表した自身の転落事故の話は、白杖を持っていたら防げた事例。ホームの歩き方なども併せて、より安全な同行援護のあり方を考えた。
 また、転落事故の増加に伴い、駅員による声掛けや介助など鉄道各社による取り組みが進んでいるが、不便な点がまだまだ多いのも実情。私鉄各社共通の「運賃特別割引ICカード」の利用場面で、「ここが不便」「こうしたらスムーズ」などと、実際の経験や知識を出し合った。
 写真は8月19日の研修の一場面。特別割引用ICカードの実物を回覧しながら情報交換した。

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