JBS寄席 第四十席
講談「鋳掛松(いかけまつ)」

放送 2025年10月13日から10月19日
15時から16時/21時40分から22時40分

鍋釜に開いた穴やひびを修繕する鋳掛屋(いかけや)職人の息子、松五郎。12歳の時に呉服屋に奉公に出るが、あまりに賢いことで番頭に嫌われ、「この子の頭の良さは、将来、店を危うくする」と、暇を出されてしまう。
そこで父親の跡を継いで鋳掛屋もなった松五郎。その運命はいかに!
寿近(じゅにあ)さん曰く、「貧富の差が激しい今の世界ですが、昔も同じように貧富の差が激しく、貧しさから抜けだすために、泥棒になることを決意する一人の男が主人公です。これは仕方のないことなのかと、考えさせられます。 ちょっと、切ないと言うか、悔しいと言うか、考えさせられる一席です。いつの時代も、貧富の差はありますが、貧しさがなくなる世の中は、実現できないものかと考えます。平等とか、生まれつきの家柄とか、身分とかは、人類全体のテーマかもしれませんね」と深いコメント。
2025年8月にユーチューブに公開された一席です。
※番組オープニングのお囃子:フリー音楽素材サイト「PeriTune(ペリチューン)」より
#落語
#講談
#古典落語
#視覚障害の噺家