JBS寄席 第四十九席
講談「赤穂義士銘々伝、神崎の侘び証文(あこうぎしめいめいでん、かんざきのわびしょうもん)」

放送 2025年11月17日から11月23日
15時から16時/21時40分から22時40分

赤穂義士の一人、神崎与五郎則休(かんざき・よごろう・のりやす)にまつわる一編です。
浅野家の仇討ちを心に誓い江戸へ向かう神崎。その道中にある浜松の料理屋で、ごろつきの馬方、丑五郎(うしごろう)に絡まれ、理不尽な侮辱を受けます。神崎は、討ち入りという大義を果たすため、武士の誇りを捨てて土下座をし、詫び証文を書くという屈辱に耐え抜きます。
のちに丑五郎、赤穂四十七士(あこうしじゅうしちし)の講釈を聞き、神崎の真の目的を知ります。そして、自らの無礼を深く悔い、神崎の墓守となって生涯を捧げました。
忠義を貫く義士と、ひとりの馬方の改心を描いた心温まる物語です。
寿近(じゅにあ)さんが「私の最も好きな物語です」と語る一席。コロナ禍での自宅録音となった本作は、長編のため落語会には合わないかと考え、温存しているそうです。いつか、寄席で演じてくださいね!
2020年9月にユーチューブに公開された一席です。
※番組オープニングのお囃子:フリー音楽素材サイト「PeriTune(ペリチューン)」より
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