パーソナリティーの横顔「喫茶芝居ばなし編」

(写真の解説)
番組のイメージアイコンを手に微笑むパーソナリティーの成本花蓮さん(左)と前田羽衣音さん(右)。
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舞台出演を中心に活躍する成本花蓮さんと前田羽衣音さんが、リスナーのみなさんにおすすめしたいお芝居や映画の解説と、お二人が真摯に向き合う福祉の話題の二部構成でお届けしている「喫茶芝居ばなし」。
今回は、お二人に番組への思いや福祉との関わりについてお話を伺いました。
趣味は「ひとりカラオケ」という成本さんと、今年中のバイク免許取得をめざす前田さん。そんなお二人が、普段の素顔とは違った一面を見せてくださいました。
リスナーに届ける言葉を大切に思い、迷い、考え続けるお二人の姿勢をお伝えできればと思います。
質問1:お二人の出会いと、現在の関係について教えてください
成本「もともとは専門学校が同じで、私が1年先輩で前田さんが後輩という関係です。学生時代は、特別親しかったわけではなかったのですが、お仕事で共演を重ねる中で自然と距離が縮まりました」
前田「いまでは、帰り道にお話ししたり、プライベートでもカフェに行ったり、食事に行ったり、気軽に話せる関係になっています。一緒にいるのが楽しい優しい先輩です」
成本「前田さんのほうがお姉さんみたいですけどね」

(写真1)「番組で共演するならこの人」と思ったという関係性が、お二人の雰囲気にも表れています。
質問2:お芝居や映画は、お得意の話題だと思いますが、社会福祉については、どのようなことを大切にしていらっしゃいますか?
成本「ただ情報を伝えるのではなく、自分で理解したうえで話すことを大切にしています。お伝えする内容は、自分の周りにある情報をベースに探しています」
前田「ラジオは声だけで伝える媒体なので、言葉選びには特に気を配っています。聴いてくださる方に誤解や負担が生じないよう、何度も内容を見直しています。私の内容探しのポイントは、こんなとき視覚障害者の方はどうしてるんだろうな?という気持ちが基本になっています」

(写真2)
収録中の机の上。成本さんの携帯電話とメモが置かれています。
収録中は、常に遣う言葉を確かめながら進めているそうです。
質問3:言葉選びで工夫していることはありますか?
成本「お芝居や映画のコーナーでは、私たちの言葉で中身が想像できるように考えながらお話ししています」
前田「関西人って、日常会話で擬音を使いがちですよね。パーッと、とか、ブワーッと、とか。でもラジオでは伝わりにくいので、擬音を使わない!これを心がけています」

(写真3)
番組を通じて、日常生活の言葉選びも変わったと言う前田さん
質問4:番組を担当するようになって、変化したことはありますか?
成本「これまでは、障害のある方に対する関わり方に迷いがあったのですが、普段の気遣いと変わらないんだな、ということに気がつきました。そこに、プラスアルファで何かお手伝いできることがあればする。これが大事なんだと思います」
前田「これまでも、あったのに見えていなかったものに、改めて気づくようになりました。街中の点字ブロックや設備など、以前は意識していなかったものに自然と目が向くようになりましたし、探すようにもなりました」
成本「私、JR大阪駅で、点字ブロックに貼りついている二次元コードを読み取って音声ガイドを聴きながら、実際に歩いてみました。そんなアプリがあることに、まず驚きましたし、もっともっと普及していったらいいなぁって思いました」
※文中の「二次元コード」とは、視覚障害者向けのナビゲーションアプリ「シカイ(shikAI)」のこと

(写真4)
シカイで実際に歩いた時のことを話す成本さん
質問5:今後、番組で挑戦してみたいことはありますか?
二人「見えない・見えにくい方との対談です。自分たちの視点だけでは分からないことがあるので、実際のお話を直接伺ってみたいと思いますし、調べた内容が本当に合っているのか、お役に立てているのかを知りたいです」

(写真4)
視覚に障害のある人との対談は、番組をさらに深めるための挑戦です、と語るお二人
質問6:最後にリスナーのみなさんへのメッセージを
成本「リスナーさんのほとんどは、視覚に障害をお持ちの方だと思いますが、私たちと同じ晴眼者の人にも聴いていただき、社会福祉のことに興味を持つきっかけにしていただければ嬉しいです。みんなが社会福祉に対する思いを持っていたら、優しい社会になるんじゃないかと思います」
前田「見えない方のことは100%わかることではないし、同じ立場に立つことは絶対にできないんですけれど、それでも、私たちなりに精一杯調べて、学んで、私たちなりの言葉でお届けしていきたいです」
二人「つたない部分もたくさんあると思いますが、これからもよろしくお願いいたします」
インタビューを終えて
インタビュー中は、少し緊張された様子のお二人でしたが、番組では、いつも元気で息の合った掛け合いが魅力のひとつです。
ぜひ、お聴きになってみてください。
「喫茶芝居ばなし」
毎月偶数週の9時から9時30分と19時30分から20時の一日2回放送
過去の放送は、オンデマンド放送でお聴きいただけます。
喫茶芝居ばなしオンデマンド
お二人が挑戦したかった「見えない・見えにくい人との対談」が実現しました。
5月4日から10日まで放送の「竹田と山口のときどき役立ちラジオ」にゲスト出演し、視覚障害当事者の竹田幸代さんとの対談が行なわれました。ぜひお聴きください。
(リンク)



