中学2年生の生徒さんが職業体験に来てくれました!
(写真の解説)新聞音訳生放送のキュー出しをおこなう生徒さん。

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11月12日(水)と13日(木)の2日間、大阪市立下福島中学校から4名の生徒さんが、職業体験学習として来てくれました。
今回は、視覚障害者向けラジオ放送の現場体験と、就労支援事業所での支援体験の2つに分かれて、普段の生活ではなかなか関わることができない仕事に触れ、貴重な時間を過ごしていただきました。
ラジオ放送体験
JBS日本福祉放送のスタッフから、番組制作の流れや放送の仕組みを学んだあと、ミキサーやマイクを実際に触ったり、新聞音訳生放送のキュー出しも体験しました。
そしてスペシャル体験として、2つの番組出演に挑戦しました。
- 竹田と山口のときどき役立ちラジオ
放送:11月17日(月)〜23日(日)
13:00〜13:40/21:00〜21:40 - ぽんぽんの「お聴かせください、お話を!」
放送:11月17日(月)〜23日(日)
12:00〜12:30/20:30〜21:00
リモート収録番組とスタジオ収録番組の両方に出演し、ラジオ制作現場の空気を味わいました。

就労支援事業所「カラフル大阪」での体験
当協会が運営する就労支援事業所「カラフル大阪」では、利用者さんの立場と、サポートする側の立場の両方を体験しました。
まずは目をつむり白杖を持って、「見えない状態で歩く」ことを体験。
職員のサポートを受けながら歩いたあと、今度は立場を逆転し、視覚障害者の方の手を取り、歩行支援(移動サポート)も行いました。
さらに、利用者さんが日々行っている軽作業を見学したあと、実際に作業にも参加。

点字名刺の作成体験
名刺に打つ点字を事前に学んだあと、墨字で印刷された名刺の上から、実際に点字を打刻。完成した名刺を視覚障害者の方に触読してもらい、「間違いなし!」の言葉に笑顔になりました。

2日間のまとめ
短い時間ではありましたが、放送と福祉の両面から多様な「働く現場」に触れていただく2日間となりました。
また、利用者さんと一緒にお弁当を食べたり、歌を聴かせてもらったりと、温かな交流の時間も。生徒さんからは最後に「全部楽しかったです!」とうれしい感想もいただきました。下福島中学校の4名の皆さん、来てくださってありがとうございました。


